NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

うみたまご

ずっとチープな雰囲気できてたところに、新しくなった大分マリーンパレス水族館。うん、ここはデートで来てもいいぞ。充実している。人がやや多めであったこと以外は、すべて満足できた。海棲哺乳類に力を入れているのか、ラッコ、セイウチ、トドなどがいる…

別府でウナギを食う

昼はウナギ。いつぞやの2時間待たせたウナギ屋と違って、注文したらすぐに出てきた。味はそれなり。身がちょっと固め。香ばしさでいうなら、吉塚うなぎのほうがいいだろ。あとでネットで調べたら、結構な名店なんだと。メニューは蒲焼とうな重のみ。営業は昼…

地獄巡り

31日は、別府だから、地獄巡り。「鬼がいるよ〜」とチビをからかったらマジ泣き。私も、かなり子どもの頃に行ったっきり。坊主地獄の印象が強く残っているのだが、今回行った鬼石坊主地獄とは違った。どうも、別府地獄組合に入っていない坊主地獄もあるらし…

マジック犬

夜は別府のホテルへ。食事は、魚は普通。だんご汁がうまかった。期待していたよりはよかった。ここのホテルでは、従業員が、山田奈緒子@トリックのような手品をみせる。日本で2番目のマジック犬とやらが透視のマジックをしてくれた。犬のやる気のなさ具合…

九州自然動物公園

アフリカンサファリ。アフリカンと言いつつ、ヒマラヤクマやアメリカバイソンがいたりする。バスに乗っている人たちがトラに餌をやっているのを見て「バスにのりたい」と言い出すチビ。外にトラがいるから乗り換えは無理だと諭すも、「トラがきてもやっつけ…

週末は地獄を見てきたぜ

一泊二日で別府へ。チビ、妻、母、私の4人。10月30日の昼は由布院で豆腐料理。リサーチなしになにげに入ったのだが、なかなかよかった。複合観光施設の一つ。他の店もなかなか面白かった。水路にカニ数匹。チビはカニには余り興味を示さず、石を投げて遊んで…

新種のヒト化石

■新種のヒト化石発見 インドネシアで、身長1メートル(朝日)*1 人類の中で、現代人も含まれる「ホモ属」の新種の化石が、インドネシアのフローレス島で見つかった。身長約1メートルと小型で、脳容積も、はるかに原始的な猿人より小さい。孤島に生息する動…

マルチ君

こないだ化学物質過敏症についての掲示板にこんな投稿があった。検索したらわかるけど、この人マルチポストしまくっている。たぶん「化学物質過敏症」かなんかで検索して、私の掲示板の趣旨も読まずに機械的に投稿したものであろう。 無料!化学物質過敏症討…

医者の権益保護?

JAMA日本語版 2004年10月号の、第54回日本アレルギー学会総会 会長 秋山一男(国立病院機構相模原病院臨床研究センター)のインタービュー記事より。 それからアナフィラキシーショックの補助治療として、エピネフリンの自己注射を普及させることも学会の…

熱しやすく冷めにくい?

ちょっとした実験でも、予想と異なる結果が出るのは興味深い。どうしてそうなんだろう?と考えさせられる。復氷−とけた氷がまたこおる−のnobさんによる実験。 ■熱しやすく冷めにくい ほぼ同じくらいの大きさのカップふたつ。片方は磁器、もう一方はステンレ…

地球教徒=創造科学な人たちだな

ドーキンス派とは何か?「リチャード・ドーキンスと、その他大勢」 グールド派とは何か?「スティーブン・J・グールドと、その他少し」ってのを思いついた。

「ダーウィン・ウォーズ―遺伝子はいかにして利己的な神となったか」

アンドリュー・ブラウン著、長野敬+赤松真紀訳、原著は1999年、訳本は2001年。ステルレルニーがNHKの野球解説者だとすれば、ブラウンはお昼のワイドショーの司会者か(ただし、この司会者はきわめて知的である)。この本は(私から見れば)どちらかというと…

「ドーキンス VS グールド」

キム・ステルレルニー著、狩野秀之訳、原著は2001年(ちなみにグールドが亡くなったのが2002年)。タイトルがあまりにもそのまんまなので、商売目的で書かれたものかもと思ったけど、ちゃんとした本でした。著者のステルレルニー(Kim Sterelny)は、カバーの…

ウコンで肝障害

■ウコンで症状悪化1人死亡 健康食品、肝障害が18人(河北新報社) 肝臓の働きを高めるとされるウコンを粉末にした健康食品の摂取がきっかけとなって、東京都内に住む肝硬変の60代女性の症状が悪化し死亡していたことが、東京逓信病院が同病院の患者を対…

オフ会。といっても3人。私と妻と、あと一人は台風のさなかに飛行機で福岡へ来られた。福岡オフ会は、鶏もしくは魚が多かったので、今回は肉。鹿児島の生産者の直営の店。主な話題。・牛の副腎は食べると危ないかもしれない。 ・1000円食べ放題の店ってあっ…

生物の進化を1000スレで表すと

地球の歴史をカレンダーで表すってのはよくある。「人類の誕生は12月31日の夕方になってからなのです」という類の説明を諸君らも聞いたことがあるだろう。距離にたとえる方法、たとえば、両手を横にいっぱいに広げて、「人類の生きている期間はこの爪の先ほ…

大宰府

天気がいいので大宰府へ。お昼は大宰府駅前でウナギを食べた。うなぎ屋のはずなのに、店中にハチの巣やハチミツやハチの成虫を漬けたものが置いてある。うなぎは美味かったが、いまいち客の入りがよくなさそうなのはそのせいか。帰ってから検索してみると、…

釣り

近くの川というか河口。キス3匹。ハゼ1匹。干潮時のせいか、イマイチ。

釣り

進化論を信仰の光に照らして分析

私は4年くらい前から、進化論と創造論というサイトをやっている。日本でこそ、非宗教的な進化論否定が多いのだが、それでも元ネタをたどっていくと、たいていの場合聖書を信仰するグループにいきつく。聖書を文字通りに解釈すると、進化などウソッパチで創…

松中は何型肝炎か

「松中は何型肝炎なんだろうねえ」 「A型じゃない?この季節だし*1」 「いや分からんぞ。Bのキャリアとクロスプレーしたのかもしれん*2」 「中洲のおねーちゃんとクロスプレーしたのかも、ウフフ*3」 「そんなこと言っているとブログのネタにするぞ」ネタに…

松中がプレーオフで不振だった訳

■松中が急性肝炎で入院 日米野球などは欠場(共同通信) プロ野球パ・リーグで史上7人目の三冠王に輝いたダイエーの松中信彦内野手が13日、急性肝炎のため福岡市内の病院に入院した。症状は軽いようで、手術は行わず約3週間で退院する予定。 球団の説明…

「マイナスイオン」は体によいか

機会があって、「静電気の話」(A.D.ムーア著、高野文彦訳、河出書房新社)という本を読んでいる。これがきわめて面白い。著者のムーアは人工静電気の研究者で、ミシガン大学の教授であった。研究者であると同時に、実験家であり、教育家でもあった。この本…

貝塚公園

天気が回復したので、外へ遊びに行こうということになった。能古島へコスモス鑑賞+うさぎと戯れる、という選択肢もあったのだが、昨日までの雨で足元の不安と、休日は人が多かろうということで、本日は貝塚公園へ。肉屋で弁当を買う。ここのトンカツ・海老…

トンデモに騙されないために

この調子で指摘していくと、いくら時間があっても足りない。牧野の議論は基本的には無知に基づいたもので、まともな考察に値しない。事実、進化生物学者で牧野を論じている人は、私の知る限りいない。不幸は、進化生物学について不案内であるがゆえに、牧野…

”複合形質”の問題

牧野は、個体数が十分であれば100億分の1の確率でも有利な突然変異は起こるのではないかという想定された反論に対して、こう答えている。 生命というのは複雑精緻なシステムであるから、そこで起こった単独変異は、ほとんどシステムの攪乱であり、故障でし…

分子進化の中立説

木村資生が提唱した分子進化の中立説は、広く認められて、進化生物学の重要な一分野を占めている。現在の進化生物学を批判するためには、当然のことながら、中立説の知識が不可欠であろう。牧野は中立説をどう記述しているだろうか。 結局のところ、中立説は…

変異のランダム性

遺伝的変異の起源について、牧野は「ランダム変異説」と「体系的変異説」を対比させる。 まず最初に、遺伝的な変異がランダムに起こるというのだったら、それらは、結果的にそれが有利になるケースばかりでなく、著しく不利になったり、あるいは無益だったり…

「ダーウィンよ さようなら」

自然科学が成功した理由の一つに、相互評価がある。新しい仮説を提唱したときには、手段・方法・対象を明確にして、第三者が検証できるようにしなければならない。また、その仮説がこれまでの知見に矛盾しないか、矛盾するならばどのようにその矛盾が説明さ…

毒ハムスター

うちのチビは「とっとこハム太郎」の歌が大好きだ。この歌から、ハム太郎がひまわりの種が大好きであることがよくわかる。というほとんど意味のないマエフリから、■ハムスターにかまれ死亡例(東京新聞)について。tf2さんKU。(KU。の使い方はこれでい…