NATROMのブログ

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松中がプレーオフで不振だった訳

■松中が急性肝炎で入院 日米野球などは欠場(共同通信)


 プロ野球パ・リーグで史上7人目の三冠王に輝いたダイエーの松中信彦内野手が13日、急性肝炎のため福岡市内の病院に入院した。症状は軽いようで、手術は行わず約3週間で退院する予定。
 球団の説明では、9月下旬に行われたメディカルチェックで肝臓の数値に異常がみられたため、12日に再検査を受けた結果、急性肝炎と診断されたという。

秋季キャンプ、東西対抗、日米野球も休むとのこと。ホークスが優勝していたとしても、日本シリーズは欠場だったろう。一般的に肝炎の自覚症状は乏しいとはいえ、入院するくらいの肝炎だったら、やっぱりきつかったんだろうなあ。いいよ、シーズン中にあれだけ頑張ったんだから、許す。三冠王がゴエ*1より打てなかったんだから、理由はあったんだ。

それにても「手術は行わず」って、一体何の手術をするってんだ、急性肝炎に。個人的には何型*2だったのかってのが知りたいぞ。そこまで報道する必要はないとは思うが。

*1:鳥越裕介:守備の人であまりにも打てないがゆえに一部で人気。鳥越が打ったときには何かが起こる(良いこととは限らない)という意味でパルプンテ鳥越と呼ばれる。「鳥越が打点を挙げた試合は負けない」「鳥越抜きならシーズンチーム打率3割」などの伝説がある

*2:急性肝炎にはA型B型C型その他いろいろある