NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

魚紳さんが別人過ぎる件

「釣りキチ三平」の登場人物である鮎川魚紳は、主人公の三平三平のライバルでもあり、兄のような存在でもある。 平成の魚紳さん。イケメン*1 イケメンでスポーツマン。たびたび長期の釣り旅行をしたりして、何の仕事をしているかはいまいちよくわからないが…

病腎移植を根絶させたい人はどこ?

■脳死後の臓器提供を増やす方法(岩本康志のブログ )での指摘では、「カードを持つことで臓器を提供する意思を表示し,カードを持っていなければ臓器提供しない意思表示になる」という日本の現状では、「積極的に行動を起こさない状態(デフォルト)」は「…

私の個人情報が流出したようです

mixiでずいぶんと病腎移植について議論を続けていたのだが、その議論相手に私の個人情報が漏れたらしい。トライさんの日記より。 ヘタレ医師Nの個人情報*1 私が個人情報を出していない理由の一つは、インチキ医療やらを批判するものだから、業者や信者から嫌…

血液型と性格の関係についてぶっちゃけちゃった大学教授

はてなブックマーク経由。ベネッセの「チャレンジ3年生」に掲載された「クラシック音楽で食べ物がおいしくなる!?」という記事を批判していた大学教授が、同時に血液型性格診断に肯定的であったという話。まずは、ベネッセ批判を紹介。 ■トンデモ本(大学…

輸血拒否した両親・親権停止が男児の命を救った

10歳の少年が事故にあって救急病院に搬送されたものの、両親が熱心なエホバの証人であったため輸血を拒否し、最終的に少年が亡くなるという事件*1がかつてあった。十分に情報提供された成人が宗教上の理由で輸血を拒否する権利はあるし、また、子供がどのよ…

学会会場での自由な討論を萎縮させる徳洲会の提訴

徳洲会グループが、学会会場で発言した個人の医師に対して損害賠償を求め提訴した。 ■徳洲会が損害賠償請求(徳洲新聞2009年(平成21年)3/16 月曜日 NO.663) 医療法人徳洲会および医療法人沖縄徳洲会は2月27日、第42回日本臨床腎移植学会で伊藤慎一医師(…

国民皆保険制度がわりとうまくいっていた理由

最近では医療崩壊などと言われているが、日本の医療制度は高いコストパフォーマンスを誇っていた。いろんな要因があるけれども、その一つに国民皆保険制度があることは確かだ。読者の多くは被保険者として保険料を納め、病院を受診して自己負担分を払ってい…

正論に勝てないからと逃げた悪徳商法?マイアックス

日本トリムの正規代理店である「水の舞普及会」の「提橋和男の新☆管理人のつぶやき」から、ナイスブーメランを紹介する。そもそもの始まりは、悪徳商法?マニアックスが「日本トリムの説明を聞いてきました」にて、断定はしないものの、「水商売ウォッチング…

医療安全対策〜医師は感覚がズレていた

みなさんは、Wii スポーツというゲームソフトをご存知だろうか。その中に「連続リターン」というテニスのゲームがある。コーチが打ち込む球をひたすら打ち返すだけ。動画を見ていただくのが早い。 ぱっと見は簡単そう。実際、リモコンを振るだけの簡単操作。…

つくし摘み

毎年恒例行事になっている、つくし摘みに出かけた。天候のせいなのか、時期のせいなのか、今年はたくさん採れた。 愛でて良し、食べて良し つくしが採れなかったときのために、網も用意していった。浅瀬を何気にすくってみたら、メダカをゲット。息子にさせ…