NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

C型肝炎は被爆が原因?

■原爆症認定:C型肝炎は被爆が原因 東京高裁も1審支持(毎日新聞) 長崎市で被爆した故・東(あずま)数男さんが「C型肝炎になったのは被爆が原因」として、被爆者援護法に基づく原爆症と認定しなかった厚生労働相の処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決…

化学物質過敏症:成人患者推計70万人?

2003年01月12日の毎日新聞に、大島秀利記者による「化学物質過敏症:成人患者推計70万人 シックハウス対策急務」という記事が掲載された。 国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)が、シックハウス症候群の重症例であるCS(化学物質過敏症)について…

どんぐり村

先週は地震でお出かけがキャンセルになったので、気を取り直してどんぐり村へ。ヒヨコが目的の一つであったが、防疫上の理由だかで、にわとり広場は閉鎖中。うさぎの広場へ行くと、やる気のないウサギが6-7匹。別にここのウサギはさわれるわけではない。金網…

カツ丼カツ抜きで

3月22日の天声人語で、小泉首相の食生活について触れていた。 折々に小泉首相が「食生活の大切さを子供たちに教えたい」と訴えている。施政方針演説でも2年続けて、「食育」の問題を取り上げた。そう言う首相は、どんなものを食べているのだろうか。 朝刊の…

地震その後

昨日は遊びに行く予定があったのだが、当然取りやめ。テレビをつけっぱなしで、一日中ゴロゴロしていた。玄海島はたいへんそうだったけれども、うちの近所はとくに混乱もなし。セブンイレブンの公衆電話に行列ができていたくらい。交通機関については、一般…

震度6弱の地震

福岡は台風は来るが比較的地震の少ない都市だ。と思っていたら、今日の11時前に家が揺れた。結構揺れてびっくりした。これまで経験した中でもっとも強い地震だ。チビは「かぜでゆれてるんだよ」。いやいやそれ違うから。地震というんだ覚えておけ。とりあえ…

福岡で震度6弱の地震

利己的遺伝子はまったくのフィクションなんだって

■ヒトはなぜするのか WHY WE DO IT : Rethinking Sex and the Selfish Gene ナイルズ・エルドリッジ (著), 野中 香方子 (翻訳)まだ未読なんだけど。アマゾンによる「出版社 / 著者からの内容紹介」から引用 ドーキンスの「利己的遺伝子」はまったくのフィク…

アドレナリンを求める人々

アドレナリンは、「暴力ホルモン」「攻撃ホルモン」とか言われ、子どもがキレル原因物質として非難されている(参考:■アドレナリン キレルでGoogle検索)。その一方で、積極的に摂取したいと思っている方々もいるようで。人力検索サイトはてなの質問より。 …

こうして僕は恐竜時代を旅するようになった

■ 「恐竜から鳥へ」進化ゲーム*1恐竜博2005にやってきた、なにげに「系統図」なんて言葉を知っている少年。特に理由もなくタイムスリップして恐竜の時代に迷い込んでしまった。元の世界に戻るため恐竜とのクイズバトル(注:間違っても別にペナルティはない…

野球拳に意識の進化を想う

ニコラス・ハンフリーは、その著書、■内なる目―意識の進化論の中で、人の意識は自分と似た他者の行動を理解するために進化したのかもしれない、という仮説を展開している。 もし、意識がそもそも何かに対する解答であるとするなら、それは人類(おそらくは人…

進化論のみ教えているのは日本だけ?

日本以外の先進国では。創造論と進化論と同じカリキュラム数教えています。 http://nexus.way-nifty.com/diary/2005/02/0201_.html#c1518141 欧米の教育では、創造論と進化論は同じ時間数教えることになっているそうですが、そうしますと科学者も含めて80…

九州「大吟醸」

九州の大吟醸、一度は飲んでみたいものだ。 ■九州大吟醸 九州大吟醸プロジェクトとは? 九大の学生や教職員からアイデアを募集し、 それを基に、九大ブランド・マークを使った地酒 「九州大吟醸」を造ります。 ん?九州大学の吟醸だから、九州大吟醸なのか?

セーガン最後の著作

■百億の星と千億の生命 カール・セーガン (著), 滋賀 陽子 (翻訳), 松田 良一 (翻訳)高校生のとき、私にとってのヒーローは、アイザック・アシモフ、リチャード・P・ファインマン、そしてカール・セーガンだった。高校の図書室で彼らの本を読みまくって、今…

歩行者の車道横断時の確認における非対称性についての一考察

車道に急に飛び出したら危ないので、きちんと確認するようにチビをしつけている。その成果もあって、今日もきちんと確認していた。 「ひだりみて、みぎみて、ひだりみて、みぎみて」一回多いような気がする。「右を見て、左を見て、もう一度右を見て、それか…