昨日は遊びに行く予定があったのだが、当然取りやめ。テレビをつけっぱなしで、一日中ゴロゴロしていた。玄海島はたいへんそうだったけれども、うちの近所はとくに混乱もなし。セブンイレブンの公衆電話に行列ができていたくらい。交通機関については、一般道路を通るバスがほとんど影響なし。タクシーはつかまりにくかったそうだ。意外だったのは、飛行機があっというまに飛んでいたのに対し、地下鉄が結構長時間止まっていたこと。大雪や台風でも地下鉄は止まらなかったので、地下鉄は大丈夫という印象があったのだが、地震には弱かったとみえる。
あと、脆弱だったのは電話。午後の結構遅い時間までつながらなかった。こういうときに病棟の患者さんが急変したらどうするんだろうなあ。幸い、今の私の受け持ち患者さんは安定している人ばかりだった。もしかしたら怪我人が運び込まれたかもしれんが、私が行っても役に立たないし。ガス・電気・水道は、うちではまったく問題なし。インターネットもつながった。これ、平日だったら、家との連絡はネット経由でとっていただろう。
地震の前触れに関してはまったく思い当たりなし。井戸水が濁るとか、変な雲が出ていたとか、動物が騒いだとか、頭痛がしたとか、まったくなし。母は「そういえば、昨日うちの金魚が一匹死んでいた。なんで死んだが不思議だったけど、地震の前触れだったんだ」とか言っていた。金魚ぐらいは地震が起こらなくても死ぬだろ。掲示板でwadjaさんが紹介してくれた記事が、結構すごい。
■とぴっくす:お粥試しは「地震に注意」 /佐賀(毎日新聞 3月16日朝刊)
みやき町白壁の千栗八幡宮(東正弘宮司)で15日、おかゆに生えたカビの色や大きさで今年の運勢を占う恒例の「お粥(かゆ)試し」があった。
おかゆは2月26日に炊いて本殿に奉納していたが、寒い日が続いたせいかカビが少なく「平年並みの穏やかな年になりそう」と東宮司。神器にはしを十文字に渡した方角では、筑前、肥後、筑後、肥前の順に運勢が良く、農作物の出来もまずまずという。
ただ珍しく「地震に注意」と出たため、東宮司は「心を落ち着けて良い年になるよう祈りましょう」と参拝者に呼びかけた。
産経にも記事が。■春祭りのお粥占いで地震“予知”? 5日前に佐賀の八幡宮で
ドーキンスが「虹の解体」で言っていた、ペトワック(Population of Events That Would Have Appeared Coincidental ”本来偶然にすぎないのに、なにか関係があるように見える事象の集合”)の一例なんだろうけどね。