■もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [単行本] 岩崎 夏海 (著)
流行りものだから読んでみた。文章はきわめて平易でさっくり読めた。「小説としてその文体はいかがなものか」という批判もあったが、私は気にならない。別にストーリーが追えればいい。文体に期待するほうがどうかしている。ストーリーも、前もって知っていたが、それなりに楽しめた。いろいろツッコミどころはあるだろうが、たいした問題ではない。
これがベストセラーになったというのが、マーケティングとイノベーションなのか。本そのものではなく、本が売れたと言う事実に、この本の価値がある。仮に、この本が売れなかったとしたら、読む価値はどれほどあるか。しかし、実際には売れたわけであるので、読む価値はある。
