竹内という姓と動物行動学の組み合わせはなんとなく不吉ではある。それにしても、女ドリトル先生はないだろう。せめて、女ローレンツ先生*1とか。それだと知名度が低いか。個人的には、うっかりハイイロガンか何かの雛が主人公に刷り込まれてしまって、主人公の後ろを常について歩くという展開を希望。主人公と彼氏がいい雰囲気になるたびに、雛が「ヴィヴィヴィ?(わたしはここよ、あなたはどこ?)」と邪魔をする。最終回は育った雛を自然に返すのだ。ないな、そんな展開。
女優、竹内結子(24)=写真=が、フジテレビ系で来年1月17日スタートの"月9"ドラマ「不機嫌なジーン(仮題)」(月曜後9・0)に主演することが31日、分かった。動物行動学者のタマゴの役柄で、ラブストーリーだが、さまざまな動物、生き物が何かとドラマに絡んでくる。「ランチの女王」「プライド」と今や月9の常連女優が、一風変わった恋愛物語で来年第1弾の月9を彩る。
ぜんぜん優秀じゃないじゃん。頭でっかちじゃなくただの馬鹿だこれじゃ。やはり竹内という姓と動物行動学の組み合わせは不吉なのか。たまに、社会生物学や進化心理学を、遺伝子至上主義(遺伝子で人間の性格や知能が生まれつき決定しているという立場)であると批判する人もいるが、そんな遺伝子至上主義者などはどこにもいない*2。優秀な研究生であれば、ちまたに蔓延するエセ動物行動学的な誤解「オス(男性)は絶対浮気をする生き物」を鼻で笑うくらいはしないと。それだとドラマにならんか。
主人公は動物行動学を学び、将来を嘱望されている優秀な研究生であるがゆえに、「オス(男性)は絶対浮気をする生き物」「それはオスの遺伝子が自らを複製するために、そのように指令を出して人間を操っている」などと考えてしまう。要は頭でっかちで、恋愛には不器用なタイプ。
多分、ハイイロガンの雛が出てくるような萌え展開はないだろう。動物の行動の安易な擬人化と、ヒト行動を説明するのに無制限に動物行動学を適用するという話になりそうな予感。何か嫌なこと(彼氏に二股かけられる、など)をされると、それを「利己的な」行動として説明したりする萎えな展開が予想される。でも、暇ならきっと見るだろう。