NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

金印の正しい使い方

昨日は素晴らしい休日であった。チビの自転車乗りの練習に付き合ったときは暑くて死ぬかと思ったが、すぐにセミ採りになったし、午後からは冷房の効いた博物館で吉村作治のエジプト発掘展を見た。夕食は、近所の店でうまい餃子をたらふく食べ、ビールを飲んですぐに寝た。

さて、今日のネタは、博物館の体験学習のパンフレットからである。ウェブサイトでもあった。以下引用。


■親子博物館 参加者募集


金印コース
教材費: 350円/1 セット
金印の正しい使い方を体験しよう!


他の、まが玉コース、はた織りコース、火おこしコースはわかる。常設展示室の見学込みで、10時から15時まで十分に時間は潰せるであろう。しかし、「金印の正しい使い方」って何だ。朱肉をつけてポンと押すだけじゃないのか。他のコースとエライ違いだ。それとも、漢の時代にはもっと別の、まが玉を作ったり火を起こしたりするのと同じくらい手間がかかる、「金印の正しい使い方」があったのか。謎である。チビを参加させて謎を解明しようかとも思ったが、残念ながら年齢制限に引っかかって参加できない。どなたか、「金印の正しい使い方」をご存知の方はご教示願いたい。