NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

カネが目当ての役人はいらない

風の息づかい」以来、毎日新聞の社説は香り高い。


■社説:視点 格差社会考/6 役人の給与減らせば…=論説委員・与良正男


官民格差……。長い不況で国民の間には「役人は民間より恵まれている」という意識が広がっている。官民給与の単純比較は難しいが、例えば国家公務員の場合、人事院のモデルでは45歳の本省課長(配偶者、子供2人)で年間給与は1232万円余。一方、国税庁調査によると04年、1年間勤務した民間の給与所得者は計4453万人で、平均年齢は43・5歳、平均給与は年間439万円だった。
(中略)
数より給与をもっと大幅に減らせばいいのである。現職の人には気の毒だが、民間ではよくあることだし、予算を減らそうとせず、国・地方の借金を膨張させた責任は役人側にもある。「給与が安いと優秀な人がこない」という声もあるが、カネが目当ての役人などは無論、要らない。

そうだそうだ。カネ目当ての役人なんていらないぜ。ついでに、医師の給与も減らそうぜ。金目当ての医師なんていらない。給与が安くてもいいという医師は激務でも働けばいい。嫌なら辞める自由がある

新聞記者の給与は、えーっと、もうちょっと増やしてあげてください。最初に結論ありきで比較にもなっていない強引な比較をしちゃう頭のかわいそうな人が論説委員になっているのは、明らかに人材不足です。カネ目当ての人でもいいから、もうちょっと優秀な人を雇うべきです。