NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

我が家のお客さん

朝、妻がネズミを見つけた。パソコンデスクの下に隠れているが、覗くと確かにいる。野生のネズミなど素早くて捕まえられないだろうと思ったが、妻が捕まえた(写真)。妻はとろいように見えてこういうことは結構うまい。実験で使うマウスと比べてもずいぶんと小さい。とりあえず透明な水槽の中に入れて、チーズのキレッパシをやってみるが、お気に召さないようだ。リンゴの皮も素通り。生米は食べた。食べるときは目を細めて幸せそうに食べる。かわいい。普段は寝起きが悪いチビも、ネズミを見せたらすぐに目を覚ました。

昼に妻から、「我が家のおきゃくさんはカヤネズミではないか」というメールが届く。カヤネズミとはこんなの→■カヤ日記。確かにこんな感じだ。■全国カヤネズミ・ネットワークなるものもある。写真を見てると、なるほど、カヤネズミではないかと思えてくる。ただ、わが県では絶滅危惧種に指定されているそうだ。絶滅危惧種が家の中にまで入ってくるか?■福井県のカヤネズミでは、


 体の大きさが似ているので、ハツカネズミと間違えられることがありますが、ハツカネズミは耳が大きく、毛色は灰色がかった茶色で、よく見ると全く違います。時々、私の所に「家の中にカヤネズミが出た!」という報告が届きますが、カヤネズミはオギやススキの草むらが無ければ生きていけないので、人家に住み着くことはまずありません。

と書いてある。で、ハツカネズミの写真を調べてみた。ハツカネズミと言えば白と思っていたのだが、野生のネズミは茶色だ。そらまあそうだろうな。カヤネズミとハツカネズミは、毛色と耳の大きさで区別がつくそうで、どうやらお客さんはハツカネズミであるようだ。ときどき天井裏でゴソゴソとしているので、お客さんというよりかは、居候と言うべきか。