NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

Google八分なんて目じゃない、より巧妙な「情報操作」

Googleは現在のところもっとも利用されている検索エンジンである。Googleで検索できないページは著しく影響力が落ち、事実上、ネットから抹殺されたのと等しい。ある企業を告発する内容のページがGoogleで検索できなくなったこともある。このときは、幸いにも明らかに検索結果がおかしかったため、多くの人から問題視された。もし、もっと巧妙な、気付かれにくい形で検索結果を操作されたとしたら?実際に情報操作をされたという勇気ある告発を紹介しよう。


■いまWebネット上で起きている「異常」*1(Creative Space)


ここで言う「危険な情報」というのは、ある存在にとっての危険ということで、
決して、その情報自体が危険であるということではありません。
いやむしろ、危険どころか「希望の情報」と言うべきでしょう。


なのに、その「希望」は「ある存在」にとっては危険極まりなく、
そんなものが勝手にWeb世界で広がってはたまりません。


というわけで、Googleからあえて消し去って排除し、
多くの人々の目につかないようにしてしまう。
そういったことが、いま、さまざまな分野で行われているのです。

これが事実であれば、たいへんな問題である。私の個人的な意見では、たとえ真に危険な情報(たとえば、患者さんを適切な治療から遠ざけてしまう、癌治療や骨髄移植に関するデタラメなど)であっても、Googleの判断によって恣意的に検索結果から排除されることは許されない。あからさまな検索結果からの削除であれば問題にもなろうが、「情報操作は」あまりにも巧妙な方法で行なわれている。



ちなみに、「ガン呪縛を解く」のキーワードでGoogleを検索してみますと、
さすがに最初の2つほどは「Creatibe Space」の情報がヒットしますが、
それ以降、ぼくがサイトに書いたものは全くヒットしません。
(あれだけ頻繁に書いてきたのに、なぜでしょう?)

Google社は、「最も的確な結果を表示するために似たページは除外されている」と言い訳するのであろう。そんなことが許されていいのか。「ガン呪縛を解く」で検索した結果は、一位表示ぐらいでは不十分で、上位30件ぐらいは「Creatibe Space」の情報がヒットするべきである。そうならないのは、「情報操作」されているからだ。




それなかりか、なんともややこしい表現のタイトルがやけに目立ち、
例えば、


 札幌のクリスチャン鍼灸師: 稲田芳弘著「『ガン呪縛』を解く」


などといったものがやたらと目立ちます。
これを読めば、読んだ人にきっと誤解を与えてしまうでしょう。


 ん? 稲田というのは札幌のクリスチャン鍼灸師なのか? と。


ところが、ぼくはクリスチャンでもなければ、鍼灸師でもありません<笑>。


また、


 クローン人間現るッッッ!!の巻き : これもニセ科学商法?


などと、ぼくにとってはマイナスイメージの情報が飛び出してきます。

Google社は、「否定的なページであろうと、ページランクが高ければ検索上位として表示する」と言い訳するのであろう。マイナスイメージの情報が出てくるのは「情報操作」されている証拠である。Google社は検索結果に出てこないようにマイナスイメージのページを削除するべきだ。「札幌のクリスチャン鍼灸師」については、ものの分かった人がみたら、「札幌のクリスチャン鍼灸師」というのがブログのタイトルで、記事名が「稲田芳弘著「『ガン呪縛』を解く」であることがすぐに分かるが、ネット利用者の中には誤解する人もいる。誤解させるようなタイトルのページもやっぱり検索結果に出てこないようにGoogle社は配慮すべきだ。



こうした情報操作は、ぼくの名前「稲田芳弘」の検索でも全く同じです。

ぼくのメインのサイトは「Creative Space」であり、
そこでは堂々?と実名を出してコメントしているというのに、
「Creative Space」」は、完全に「無視(消去)」されている感じです。

よほど「Creative Space」を読まれたくないのでしょうねぇ<笑>。

「Creative Space」のトップページのタイトルタグ内どころか、ページ内にすら一切「稲田芳弘」の文字はない。だからと言って、稲田芳弘によるサイトである「Creative Space」が検索上位に出ないのはおかしい。これは「情報操作」である。

いやはや、「もう呆れ果てるというか、笑わざるをえない気分です」。


*1:URL:http://www.creative.co.jp/top/main3306.html