NATROMのブログ

ニセ医学への注意喚起を中心に内科医が医療情報を発信します。

Togetterにて不適切なまとめを行ったことについての謝罪

私が作成した不適切なTogetterまとめについて、武田邦彦氏、および、Togetterまとめを読んだ皆様にお詫び申し上げます。以下が、問題のTogetterまとめです。


■武田邦彦の本を勧めるbot達 - Togetter(旧題:「o(^-^o)(o^-^)o 武田邦彦が教えるステルスマーケティング O(≧▽≦)O」)


私は、武田邦彦氏の本を勧める多数のツイッターアカウントをまとめた上で、「ステルスマーケティング」という言葉を用いて武田邦彦氏が関与しているかのようにタイトルをつけました。実際のところは、複数の人から指摘されたように、武田邦彦氏の本を勧めるツイッターアカウント群はアフィリエイト(商品を紹介した対価)を目的としたbot(自動的につぶやくプログラム)であり、武田邦彦氏と関係がある証拠はありません。

ツイッターアカウント群がbotであることまでは私は認識していましたが、多数のbotを作成する労力を考えるに、出版社もしくは著者より何らかの対価があるのだろうと推測してしまいました。しかし、この推測は誤りでした。出版社もしくは著者からの対価がなくても商品が売れれば、bot制作者はアフェリエイトによって対価を得られます。さらに、よしんば出版社もしくは著者からの対価があると推測できたとしても、証拠がなくステルスマーケティングと呼ぶのは不適切でありました。

以上のように、不適切なTogetterまとめは、私の誤った推測と軽率さによるものです。あらためて、あらぬ疑いをかけたことについて、武田邦彦氏に謝罪をいたします。また、Togetterまとめを読んだ読者の皆様にも詫び致します。申し訳ございませんでした。